昨晩の海外市場まとめと来週の見通し 2016/8/5

昨晩の相場:雇用統計は文句なしの強さでリスクオン。年内利上げの可能性高まる。

注目されていた米国雇用統計は雇用者数の伸び、賃金の伸びともに市場予想を上回り、文句なしの堅調な結果となりました。

結果としてドルが大幅上昇。株価もS&P500が史上最高値を更新。米債は10年金利が10bp近く上昇。完全にリスクオンの展開となりました。

欧州市場も株高債券安とリスクオンの展開が波及しました。

ただ、少し気になったのがドル円の動き。ドル高の動きを受けて円安が進みましたが、101円80銭台で取引を終えています。普段であれば1円、2円動いてもおかしくないような相場展開だったと思いますが、ドル円の反応が明らかに鈍いです。

来週の相場見通し:雇用統計の結果を受けてリスクオンスタート。ただ、ドル円の重さに懸念が残る。

これだけ強い雇用統計でしたので、来週はリスクオンでスタートすることは間違いないと思います。

今後は米国で9月の利上げがありうるのか、当局者の発言や経済指標の発表に関心が集まりやすいと思われます。金曜日の米小売売上高は個人消費の動向を探るうえで重要な指標です。

国内では企業決算が引き続き発表になります。ドル円が100円近辺にいる中で、その影響を受ける輸出企業が続出すれば株価の重しになると思われます。

また、原油価格が再び下落基調を強めている点にも注意が必要です。雇用統計の結果を受けてドルが一段と高くなりましたので、原油安に拍車をかける可能性があります。WTIが40ドルを割ってくることがあれば、再び産油国の財政を圧迫し始めるでしょうし、グローバルにエネルギー関連企業に売りが集まる可能性があります。

とりあえず来週は日経も17,000円を目指す流れだと思われます。ただ、先に述べたようにドル円の動きが気がかりです。ドルサイドが堅調でも、円サイドがそれについていけなければ株価も引っ張られて上を目指せぬまま、ということもありそうです。

円債市場はまず火曜日の30年債入札。ここまで続いたスティープニングを止められるかはこの入札次第です。ただ、雇用統計の結果を受けて米債が大きく下げていますので、全体的に重い展開になるでしょう。

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