今日の東京市場まとめ 2016/8/10

今日の相場:ドル安円高に引きずられて株下落。円債はフラット化。

本日の東京市場は足許日銀のETF買いに支えられた株価がついに下落しました。海外時間から継続したドル安基調が止まらず、ドル円は101円台前半へ。

日銀の買いを期待した買いが入ったのか、一時日経が16,800円台に乗せる場面も見られましたが、14時以降、株価が伸びず、日銀が買いにこなかったとの思惑が広がったようで、下げに転じ、前日比小幅安で引けました。

円債市場は中期、超長期に入った日銀の国債買い入れオペが無難にこなされたことを好感して、後場からフラットニングが始まり、先物も17銭高まで上昇しました。

今後の相場見通し:ドル高一服で円は上昇基調が続き株価の重しに

今日は円もユーロもドルに対して強く、円が高いというよりはドルが安いという流れでした。

雇用統計後に進んだドル高基調は9月利上げは厳しいとの見方から早くも崩れ始めているようです。

日本株はドル安円高という株安要因と日銀のETF倍買いという株高要因の綱引きを続けていくものと思われます。

ドル円は日本株についていかなくなった今、以前よりも海外要因などの外部環境に素直に反応するようになっており、米国や欧州の経済指標、当局者発言に振らされやすくなります。

株価もさすがにドル円の100円割れを試すような状況は無視できないと思われますが、そういう極端な動きにならないうちは17,000円に向けてじりじりと上昇基調を継続しそうです。

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