今日の東京市場まとめ 2016/8/4

今日の相場:海外がリスクオン戻り。次回日銀会合の「総括的検証」の中身を巡って各市場上下に動く。

今日の東京市場は株、為替、債券どのマーケットも上下に振れやすい地合いとなりました。

海外市場がリスクオンムードで戻ってきたことから、円安株高でスタート。からの一時は日経が16,000円を割り込む場面も見られました。引けにかけては買いが入り、前日比172円高で引け。

円債市場は前日からの流れで超長期ゾーンの需給の緩みが嫌気されてスティープニング。先物は朝一こそ前日比高でスタートしたものの、その後継続的に売りが入っていた様子で一時39銭安まで下落しました。後場には物価連動国債入札が堅調に終わり、やや水準を戻しての引けとなりました。

今後の相場見通し:米ドルの方向感を決めるうえではBOE会合よりも米雇用統計に注目。

今晩はBOE会合。追加緩和は25bpの利下げでほぼ織り込まれており、それ以上のサプライズがなければマーケットインパクトは薄そうです。

それよりも明日の米雇用統計の方が重要です。明日の雇用統計が強ければ9月利上げの可能性が再浮上してくるため、ドル高⇒円安の流れからリスクオンの展開が期待できます。

ただ、僕としてはすでに米景気はピークを打っていると思っていまして、どちらかといえば弱めの雇用統計を予想しています。