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昨晩の相場
英国が追加緩和を実施。債券市場は好感も米雇用統計を控えてリスク資産への影響は限定的。
昨晩の海外市場では予想通りBOEが25bpの利下げ。それに加えて量的緩和の拡大を決めました。
これを受けてポンドが下落。日米欧債券市場は上昇しました。一方で米雇用統計を控えて欧米株共に小動きとなりました。
ドル円はほぼ水準を変えておらず、日経先物も動意薄となっています。
今日の相場見通し
米雇用統計を控えて小動きの展開が予想される。
昨晩の動きを見ても明らかに市場の関心は米国の雇用統計に集中しているようです。
となると今日の東京市場で大きな動きは出辛く、方向感のない展開となりそうです。
ただ、昨日の岩田日銀副総裁の発言で相場に動きが上下に振らされたように、日銀による「総括的検証」を巡る話題が出てくれば敏感に反応しそうです。
円債市場については日銀会合以降、継続的に売り圧力にさらされている状況で、この流れはまだ終わったとは言えなさそうです。
BOEの追加緩和を受けて米債が強く、夜間取引のJGB先物も30銭超上昇して戻ってきていることから、再度売りにさらされてもおかしくありません。
カーブに関しては30年入札が近づき、引き続き超長期ゾーンが売られやすく、スティープニングしやすい地合いが続くと予想します。