今日の東京市場まとめ 2016/7/26

今日の相場:為替が垂れる中で、株が連れ安もしっかり。債券は40年入札無難通過で上昇。

今日の東京市場は為替の弱さが目立ちました。

海外時間で日本の経済対策における政府支出の真水部分が6兆円、というヘッドラインでドル円が強く反応していましたが、よく見てみると今年度分については2兆円と市場が見ていた3兆円よりも規模が小さかったことが失望を呼び、東京時間では終始弱めの推移。

麻生財務相の「金融政策は日銀に委ねる」という発言を受けて、政府・日銀が連携して財政拡大・金融緩和をセットで出してくる、という期待が後退し、ドル円は104円台前半まで下落しました。

ただ、朝から為替に連れて弱めに推移していた株価はこのあたりからしっかりとした雰囲気を見せており、日経の16,000円台前半では押し目を拾う動きがあったようです。

債券は独自要因で上昇。この日実施された40年入札が無難にこなされたことから、足許で強まっていたスティープニング圧力に修正が入り、カーブは大きくブルフラットしました。

今後の見通し:日銀会合まで株為替は弱めに推移か

ドル円は移動平均線、一目均衡表、フィボナッチ・リトレースメントといったテクニカル指標は下方向を示しています。

一方で日経平均はまだ明確に下に行きそうとまでは言えなさそうですが、為替がさらに下に行ってしまうと引きずられる可能性が高そうです。

すべては金曜日の日銀次第ではありますが、とりあえず週内はヘリマネや財政拡大規模に対する期待が剥げ落ちてきていることもあり、株為替は弱めに推移しそうです。

2016年7月26日 今日の東京市場まとめ 2016/7/26 はコメントを受け付けていません。 マーケットコメント