ドル円、株の予想に願望が含まれすぎてて思ったのと逆に行ってしまう・・・ JGBはいい感じで当たっているのに・・・
今日の東京市場:欧米金利上昇でドル高円安からの株高債券安
引値 | 結果 | 予想レンジ | |
日経平均先物(大証) | 16,820 | × | 16,600~16,800 |
ドル円 | 102.98 | × | 102.00~102.75 |
日本国債先物 | 152.06 | ○ | 151.90~152.10 |
昨晩の海外市場ではECBが国債購入プログラムの縮小を考えているとの報道を受けて欧米金利がスティープニング。
Fedメンバーによる利上げ支持発言もあってドルインデックスは96台に乗せ、ドル円も上昇。東京時間の引け間際には103円に迫る勢いとなっています。
これを受けて日経平均も16,800円まで上昇。以前のような1日500円高、みたいなことにはなりませんが、じりじりと強含んでいます。
債券市場では欧米金利のスティープニングを受けて円金利も超長期主導で下げスタート。
さらにこの日実施された国債買い入れオペは昨日入札のあった長期ゾーンに加えて、超長期ではなく中期に入ったため、10時10分の発表直後にスティープニングに拍車がかかりました。
明日以降の相場見通し:今晩はADP雇用統計、ISM非製造業指数などが発表
さて、週半ばに差し掛かり、徐々に金曜日の雇用統計に注意が向き始めているところでしょうか。
ただ、昨日の夕方、そして今朝とコメントしたように、すでに12月利上げは市場が6割方織り込んでおり、ここ最近の雇用統計の中では重要度がさほど高くないといってもいいかもしれません。
よほど悪い内容であれば反応するんでしょうが、そうでなければ基本的に今のドル高株安債券安の流れが崩れることはないでしょう。
ただ、ISM製造業指数が強めで、今晩のISM非製造業も堅調な結果となった上で週末の雇用統計も市場予想を上回れば、トリプルコンボで来年以降の利上げ期待が高まり、新たなステージに移行する、ということもあり得ます。
国内市場は日経平均、ドル円共にテクニカルな節目の水準ちょっと超えたところにおり、さらに上が見え始めてきました。
イブニング時間に入ってからはやや値を戻しているところを見ると、今日の引け値をできるだけ高いところに持っていきたかった人たちの意図が見える気がします。
日経、ドル円はそろそろ天井と思ってましたが、今晩もドル高円安が進むと、見通しの修正を迫られそうです。
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