昨晩の海外市場&今日の相場予想(日経平均/ドル円/JGB)2016/09/26

ドイツ銀行、不穏な空気が立ち込めてきましたね・・・

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昨晩の相場:ドイツ銀行に財務力不安、大統領選テレビ討論会に注目集まる

昨晩の海外市場ではドイツ銀行に対して米司法省から支払いを迫られている140億ドルを巡って、メルケル首相が政府として支援を行わないことを伝えたという報道が流れ、増資が必要になるとの懸念が浮上、欧州発でリスクオフムードが蔓延しました。

この報道を受けてグローバルに株価が下落。リスクオフの円買いが進み、日経平均先物は昨日の東京引値から100円程度下落しています。

米債はこうした流れを受けて上昇。10年金利は1.5%台まで低下しています。

原油価格は一転して上昇。サウジアラビアが減産に応じる姿勢を示したとの報道で大幅反発しました。ただ、先のドイツ銀行不安やヒラリー、トランプ大統領候補によるテレビ討論会を控えて大きく材料とはされませんでした。

今日の相場予想:大統領選テレビ討論会に注目。ドル円100円割れもあり得る。

前日終値 方向 予想レンジ
日経平均先物(大証) 16,400 下落 15,900~16,300
ドル円 100.87 下落   99.90~100.50
日本国債先物 151.84 上昇 151.85~152.00

本日は東京時間10時~11時半でにヒラリー、トランプ大統領候補によるテレビ討論会が実施されます。

以前、両候補とも日本の為替政策を批判したり、TPPに反対する姿勢を示しているため、そうした発言が出てくると東京市場にも影響を及ぼしそうです。

また、どちらかといえばトランプ氏が大統領になる=不透明感が増し、リスクオフ材料となるとの見方が強いため、現在ほぼ五分五分となっている支持率の動き次第ではこれまた株価などのリスク資産に影響を与えそうです。

一方で、ここでトランプ氏が何らかの失言をやってしまうんじゃないか、と注目されているみたいですが、ヒラリー氏優位となった場合は、政策が大幅に変わるというわけではないので、マーケットインパクトはさほど大きく出なさそうです。

なので、テレビ討論会はマーケットニュートラル、ないしはリスクオフ方向で動きが出ると見ておけばいいと思います。

いずれにせよ、昨日の黒田総裁発言によって銀行株がダメージを受けている最中のドイツ銀行ネタということで金融株主導で株価には下押し圧力が強まりそうです。

円債市場はそうした中、本日は40年債入札が実施されますが、月内残り2回のオペと半期末の需要に支えられて無難にこなすでしょうし、リスクオフムードの中で堅調に推移しそうです。

 

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