引け後のコメントでは朝の予想の検証もやります。今日は全勝。ちょっとレンジが広すぎましたかね・・・
今日の東京市場:大型イベント通過で材料難も引け前に黒田総裁のコメントで株安
引値 | 結果 | 予想レンジ | |
日経平均先物(大証) | 16,400 | ○ | 16,250~16,600 |
ドル円 | 100.87 | ○ | 100.00~101.75 |
日本国債先物 | 151.84 | ○ | 151.75~152.00 |
週明けの東京市場はBOJ、FOMC通過で材料不足。
株、為替は終始弱めの推移となりましたが、14時半から始まった黒田総裁の講演でさらに弱含み。
マイナス金利の更なる深掘りを否定しなかったことでリスクセンチメントを悪化させたようです。
円債市場は先物ゾーン中心に堅調な展開。40年入札を明日に控えて超長期ゾーンは弱含み、ツイストスティープニングしました。結局米債と同じ動きです。
10年金利は日銀会合前の-0.06%まで戻してます。大胆にも日銀が指定した10年金利の「ゼロ%程度」の「程度」という言葉の意味を日銀に尋ねている形ですね。
明日以降の相場見通し:日銀会合の消化が進み円高株安が進行か
日銀が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入してからまだそれほど経っていません。
円債市場はまだまだ方向感がつかめないというか、日銀と市場のキャッチボールはまだ始まったばかり、という状況です。
一方で株、為替については反応を見る限りとてもシンプルで、ただただマイナス金利をさらに深掘りする可能性があるかどうか、というところに関心が集まっているようです。
今日も引け際に株が失速したのは黒田総裁のコメントからマイナス金利の更なる深掘りも可能性として残っているというニュアンスを読み取ったためでしょう。
おそらく黒田総裁はマイナス金利の更なる深掘りの可能性を否定するような発言を行うとは思えません。むしろ「追加緩和の手段はマイナス金利の深掘りと長期金利操作が中心。」と発言しているように、今後の追加緩和の主軸ととらえている可能性が高いです。
テクニカルにはマイナス金利の深掘りは日米金利差を拡大させるわけで、円安要因になるわけですが、それ以上に銀行収益への懸念からくる銀行株売りが連想されてしまうようです。
となると、もはや円安要因そのものが見渡す限りほぼ皆無という状態であるため、やはりドル円の100円割れは時間の問題で、日本株も下を見ておいたほうがよさそうです。
↓よろしければポチっと応援よろしくお願いします!