ちょっと遅くなってしまいました・・・
今日の相場:日銀が新しい金融緩和の枠組みを導入
本日は待ちに待った日銀会合2日目。
我々も昼ご飯をさっと済ませたあとはデスクに張り付いてその時を待っていました。
13時を回って、トイレに行きたいのも我慢してようやく訪れたその瞬間・・・
詳しくはこちらの解説記事を確認して頂くとしまして・・・
発表直後は10年0%と名指しされた長期債中心に債券売りの展開となり、この流れから米金利も上昇。日米金利差が拡大し円安が進行しました。
さらにマイナス金利の深堀りがなかったことから銀行株が大幅上昇となり、これがさらにドル円を押し上げ、リスクオンの展開へ。
債券市場が落ち着きはじめ、日米金利差も縮小傾向にありましたが、銀行株の上昇が止まらず、ドル円は102円台に上昇したまま引けを迎えました。
今後の相場見通し:まだ気が抜けない。次はFOMC。
さて、引け後は黒田総裁の記者会見を見ながらの延長戦。
黒田総裁がマイナス金利深堀りの可能性に言及したほか、マネタリーベース縮小の可能性に触れるなど、現実的な話がちょこちょこ飛び出したことで、円が自分の居所のおかしさに気付いたようで、徐々に元の水準へ。黒田総裁の会見が終わるころにはほぼ元の位置まで戻っていました・・・
というわけで今回の日銀の行動は結果的に株、為替にほとんど影響を与えなかった、ということになりつつあります。FOMCでは9月の利上げが見送られ、Fedも過度にタカ派的なスタンスをとるとも思えないため、ドル円、日本株の位置に大きな影響は与えないと思われます。
円債については黒田総裁が会見の中で、現状のイールドカーブはとりあえず適切な水準にある、と発言してますので、FOMCでサプライズがない限り、祝日明けからいきなり大きな動きにはならなさそうです。
とりあえず10年が0%近辺に張り付くことになりそうなので、それに向けた前後の金利の調整が続く、ということになるでしょうか。
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