今日の東京市場まとめ 2016/9/1

大火傷は癒えず・・・

今日の相場:株・為替は引き続き雇用統計を前に膠着状態継続、債券が重たい

本日の東京市場は昨日の流れをほぼ再現。

海外時間でISM製造業指数が予想外の悪化を見せたことでドル安が進行。

日経平均は17,000円を超えられず、ドル円も103円台を上下しました。

一瞬、為替が横場うなかで株が大きく下げる場面がありましたが、雇用統計前の利食いということでしょうか。

昨日と同じくJGB市場の雰囲気が最悪でした。昨晩は151円近辺まで下げた先物はISM悪化を受けてやや戻してスタート。そこから徐々に上を目指していたので、このまま調子を回復していくのかと思いきや、日銀が横やりを入れました。

10時10分の国債買い入れオペでは中期と長期への買い入れがアナウンスされました。超長期手動で弱い相場なのになぜそっちにオペが入らないのか・・・

日銀会合後に弾はとっておきたかったということでしょうか。その後先物が大崩れし、カーブはスティープニング。10年金利はマイナス2bpまで上昇しました・・・

今後の相場見通し:ついに雇用統計発表

今晩、そして来週の相場は完全に雇用統計次第。

今晩の雇用統計についての考え方は今朝のコメントをご参照ください。

一応自分の勝手な見通しとしては雇用統計は弱めの結果となり、ドル高が終了。ここまでの流れをすべて巻き戻しドル円が100円割れを再び目指す、というシナリオです。

それに対して日銀が月末の会合で対策をうまく打てるのか、次の焦点はそこになってくると考えています。