今日の東京市場まとめ 2016/9/5

咳が止まらない・・・

今日の相場:黒田総裁の発言でリスクオフ

9月利上げの可能性についてかなりの不透明感を残した先週末の雇用統計。

ウチの会社の中でも意見はぱっくり割れています。

そんな中で今日は黒田総裁が講演を行いました。

結論としてはマイナス金利導入による銀行収益への圧迫は認めるが、日本経済全体にとってプラスの効果を発揮するのなら躊躇せずさらなる深掘りもやりますよ、というコメントが効きました。

前場は海外時間の流れを継いで円安株高債券安となりましたが、後場に入ると銀行株が下げに転じ、日経平均も上昇幅を縮小。17,000円台は死守しての引けとなりました。

円債市場は前週から引き続き雰囲気が悪く、10年が利回りがプラマイゼロに近づき、いつ急落が来るのかとヒヤヒヤしましたが、何とか持ちこたえ、黒田総裁の発言で勢いを少しだけ取戻しました。

今後の相場見通し:今晩はとりあえず静かな時間帯が続きそう

雇用統計の結果で市場の見方は9月利上げについては五分五分の可能性、12月利上げはかなりの確率で実施されるというのがコンセンサスでしょうか。

今日、会社のミーティングで出た意見としてなるほど、と思ったのが、経済情勢がどうであれ、年末まで利上げを待ってしまったら、いざ利下げが必要だというような状況になったときの利下げ余地がほとんど残っていないということになりかねない。経済情勢の好転を受けたポジティブな利上げではなく、将来の利下げを見据えたネガティブな利上げをやる分には今回の雇用統計の数字でもやる理由になるのでは、というものでした。

確かに原油、中国、ブレグジットと表には見えていない、潜在的なリスクは今後も常に付きまといます。こうしたリスクに対する備えについては頭の片隅にとどめておく価値がありそうです。

とりあえず今晩は米国が休場ということで目立った動きはないかと思われます。

一部、今週中くらいでイエレン議長が発言する場がセッティングされなかったら、9月利上げの可能性はなしと見てよい、という話があります。

イエレン議長のこれまでの行動を見ていても、市場が予期しないタイミングで何かしらのアクションを起こすことはなく、きっちり地ならしをしてくる可能性が高いため、今回の雇用統計の結果をもって、これだけの不透明感を残したままいきなり利上げする可能性は低いのではないかというロジックです。

このように再来週のBOJ、FOMCまでやや時間が出来てしまうため、様々な憶測に振らされやすいマーケットとなりそうです。