今日の東京市場まとめ 2016/8/19

今日の相場:ドル安の巻き戻しでやや円高へ。週末相場で閑散。

今日の東京市場は特に目立った材料のない中で小動き。

ドル安基調を巻き戻す動きがあり、小幅ドル高。ドル円も100円台回復となりました。

日経平均も50円程度と小幅の上げ。日銀のETF買いが入るタイミングを巡って様々な思惑が交錯していたようで、上下に動きましたが、結局落ち着きどころは前日から対して変わらずとなりました。

円債は中期、長期にオペが入り、しっかりした内容だったものの、上値は重たく。中長期は1bp程度の金利低下に留まりました。超長期ゾーンには昨日に続いて入札前の先回り買いが入っているのか堅調な動きとなり、カーブはフラットニングしました。

今後の相場見通し:ネタ不足の中で上も下もやり辛い。口先介入に対する慣れが時間と共に進めば動くかも

9月の利上げはなし。年末に利上げしようが、その後は当分なし。そんなコンセンサスが出来上がりつつある気がします。となるとドルが強くなることはなさそう。

そうなると円高もまだまだ進みそうですが、ここからは為替介入が怖くて売り辛い。というわけで膠着感が強まっています。

来週は誰もが注目するイエレン議長のジャクソンホール講演があるわけですが、それも日本からすれば金曜日の夜。すでに1週間が終わった後です。

というわけで来週の国内市場はあまり動きがなさそうですが、時間の経過と共に介入に対する恐れも薄らぎ、徐々にドル安円高方向に進むんじゃないかと思ってます。

ドル円は100円から大きく上に伸びるためのネタが見当たりませんし、今後も100円割れを何度もやると思います。その度に牽制発言が出るんでしょうが、あまりにデジャヴ感を出しすぎると逆に実弾投入ができないんじゃないかという思惑を呼ぶことになって99円の壁を突破することもあり得ると思います。

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