昨晩の海外市場と今後の相場見通し 2016/8/17

昨晩の相場:注目されていたFOMC議事録は想定よりタカ派的トーンは弱め

昨晩は注目されていたFOMC議事録が発表となりました。

一部メンバーが早期利上げを支持したものの、雇用の伸びを懸念して利上げに慎重な意見も出たほか、これから出てくるデータを注視べきという意見が大勢という内容。

反応はドル安株高債券高となっており、思ってたほどタカ派のトーンは強くなかった、という受け取られ方のようです。

ドル円は再び100円台前半に位置しており、日本株にとってはややネガティブな反応となりました。

今日の相場見通し:再度ドル円100円割れに対する株価の反応は

引き続きドル円次第、という相場展開は変わらなさそうです。

昨日は当局から円高進行に対してけん制発言が出ましたが、そうした中でもう一度100円割れを試すのかに注目が集まります・・・と書いている今、すでに100円を割ってきました。

おそらく政府関係者からけん制発言が入るんでしょうが、Brexit以降すでに3回目の100円割れ。そろそろ実弾が投入される可能性も見ておいた方がいいかもしれません。

ただ、介入を行うにしても、どういう名目でやるのか、米国の同意を得られるのか、状況は結構難しいところにあると思います。

やはり日銀がETFを買ってくるという安心感がある分、株価への影響は限定的だと思われます。円高の進行で緩和期待も高まると思いますし。

あと、8時50分に日本の貿易収支が発表されます。予想以上に黒字幅が大きいと円高進行に拍車をかけ、株も危うい場面が出てくるかもしれません。

というわけで、とにかくドル円に注目ですね。

 

2016年8月18日 昨晩の海外市場と今後の相場見通し 2016/8/17 はコメントを受け付けていません。 マーケットコメント