今日の日経新聞朝刊に「引き際探る日銀相場」という記事が出ていました。
足許、ドル建て日経平均のパフォーマンスが好調で、日経を利食うタイミングを狙っているという外国人投資家の話です。
この話を見てドル建て日経平均のチャートを確認してみましたが、ほんとにビックリしました。
円高株高でパフォーマンスが好調なドル建て日経平均
ドル建てで見ると日経平均って昨年の春から夏にかけての時期と並んでアベノミクス以降の最高値圏にいるんですね。
つまり、ドル建てで投資している人から見れば急激なドル高円安の中で上昇を続けたアベノミクス初期の頃の日経平均よりも、アベノミクスが息切れし始めた上に米国の利上げ期待が後退してドル安円高が進んでいる最近の日経平均の方が高く見えるってことです。
特に7月の日銀会合以降、日銀がETFの買い入れを倍増したことで、ちょっとやそっと円高が進もうが、株はしっかり上昇を続けていました。
円高株高という組み合わせが外国人投資家にとって好都合だってことです。
外国人投資家がドル建て日経平均を利食うタイミングは?
周りにいる株のトレーダーに聞いてみたところ、ドル建て日経平均の170ドル、という水準が外国人投資家の見る利食いのラインとなっているらしいです。
円建ての日経平均をドル円で割ってあげると簡単に算出できます。
先週金曜日、8月12日に167.26ドルというアベノミクス以降最高値をつけています。ちなみに今日の引けが165.44ドルです。
上記のターゲットラインまであともう少しというところですね。もしかしたらFOMC議事録次第でドル円がまたドル高円安基調に戻ってしまうことを懸念して、今日、すでに一部利食いのオーダーが出ていたかもしれません。
円建てで投資する国内投資家も8月26日までに日経の売りを推奨
いずれにしろ、ここから更なる円高ないしは株高が進行すると売り圧力が相当強まりそうです。
さらに為替にとって重要なネタとしてはやはり8月26日のイエレン議長によるジャクソンホールでの講演があります。
タカ派的なコメントが出てくるとドル高円安が進行し、場合によってはリスクセンチメントが悪化して円安株安というドル建て日経平均の投資家にとっては好ましくない展開になります。
そのリスクを回避するために8月26日までに利食い売りが出てくる可能性があります。ドル建て日経平均が170ドルを超えてくるようなことがあればなおさらです。
というわけで、円建てで投資している国内投資家も、8月26日までに一旦日経を売ることをお勧めします。