昨晩までの相場:米小売売上伸びず、再びドル安へ
昨晩の海外市場は米小売売上高が前月比横ばいとなり、市場予想を下回ったことからドル安へ。生産者物価指数の伸び悩みも材料視されました。
一方で来月のOPEC非公式会合に期待が集まり、原油価格が上昇。米株はその綱引きの中で小幅に下落しました。米債は小売売上高の結果を好感して上昇しました。
今後の相場見通し:ジャクソンホールまでドルの方向感を占ううえで米経済指標に関心が集まる
来週は製造業景況指数や物価指数等米国の経済指標の発表がそこそこあります。8/26に開催されるジャクソンホールでの講演でイエレン議長がしゃべるまでは米経済指標の結果にドルが右往左往することになりそうです。
今のところ月初の雇用統計以外、主要な指標で米経済の堅調さを示すものが出ていないこともあり、どちらかと言えばドル安方向で見ていていいんじゃないかと思っています。
日経平均はいったん17,000円を目前に調整局面入りして、JGBは再びフラットニング局面入り、ということでいいかと思います。
日銀のETF買い、「総括的な検証」は上記のメインシナリオに対するリスクとして常に見ておくべきだとは思いますが。