今日の東京市場まとめ 2016/8/12

今日の相場:日経・ドル円はじり高、円債はブルフラットニングも中長期が重たい

祝日明けの東京市場は海外時間の原油高、ドル高傾向の流れを受けて日経・ドル円がじり高となりました。

日経は17,000円まで100円弱というところまで迫っており、日銀のETF買いがじわじわと効いている状況です。

円債市場は祝日前からの動きを踏襲して超長期ゾーン中心に堅調な動きとなりましたが、米債安やスワップの弱含みを受けて中長期ゾーンがは終始重たい流れとなりました。

今後の相場見通し:ドルの方向感を見極めるため8/26のイエレン講演まで膠着か

当面、相場のテーマは米国の利上げ時期について、そしてそれによって決まるドルの方向感ということになります。

昨晩はサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が年内に利上げすべきと発言してドル高が進行しました。

このように8/26にジャクソンホールで行われるイエレン議長の講演までの2週間は当局者の発言や経済指標で米国の利上げ時期についての思惑で相場が振らされそうです。

その点、今晩の米小売売上高は重要です。

弱いGDP→強い雇用統計と、米経済の調子をうかがう上でちぐはぐなアウトプットが出てきたことで、足許のマーケットが米経済について疑心暗鬼になっている、というのが現状です。、小売売上高によって裏付けが得られれば、もう少し方向感を持ってマーケットは動くと思われます。

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